昨年11月に、Deen Foodsという米国で一番大きな乳業メーカーがChapter 11(チャプター・イレブン)を宣言したことが話題になりました。Chapter 11とは、日米で制度の違いがありますが、日本における民事再生法に近いものだと言われています。米国連邦倒産法の11章に基づいて、事業再建を前提として倒産を宣言したものということができます。その当時からDFA(Dairy FarmersDairy Farmers of America)に売却することが前提とアナウンスされていました。
アメリカでは、マーケットへの代用乳の導入が進んでいます。日本ではまだ馴染みのないアーモンド乳などがスーパーの牛乳売り場を占拠しています。過去50年間でアメリカ人1人あたりの牛乳消費量は26%減少しています。
また、消費者はよりローカルな製品(地域に密着した中小の乳業メーカー)を好んで購入する傾向があり、Deen Foodsなどの巨大乳業メーカーは苦戦を強いられてきました。
昨年のChapter 11の提出に基づいて、彼らの本拠地であるテキサス州の裁判所でDFAへの売却が認められましたが、ウィスコンシン州から待ったがかかった形です。巨大組織による独占の弊害を危惧してのものだと思われます。当該地域の酪農家にも大きく影響してくるものなので、今後の経過を注目されています。
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